【レポート】2022年6月12日(日) 実会場ミーティング

投稿者: miyagi-kyoudaisimainokai 投稿日:

2022年6月、宮城兄弟姉妹の会ミーティングを新しい会場で開催いたしました。
今回は旭が丘駅近くの日立システムズホール仙台さんがお休みだったので、仙台市中小企業活性化センター/主催者・来賓控室という何やら立派なお部屋で開催しました。

参加者は開催者2名でした(また減った(笑))
しかし(どうせ二人なら!)と普段はできないSST勉強会などをしてみましたよ^^

※宮城兄弟姉妹の会では「SSTの勉強会をする」という試みを行っております。
今回も、高森信子さんのSST書籍をコピーしてテキストとして使用させて頂きました。
(著作権の関係で、会終了時に回収させて頂いております)

 

今回のSST勉強会は「家族の障害を受容する過程 11の段階」についてでした。
きょうだいに精神障害が起こった際、周りの家族たちがどのようにそれを受容していくか、11の段階があるというものです。
段階を理解し自分たちの立ち位置を認識することで、次へ進む道しるべにもなるとのことです。

 

こちらが11の段階を箇条書きにしたものです。

 

高森信子先生監修の漫画では、以下のように詳しく各段階について説明があります。
見ていると、きょうだいに統合失調症が発覚した際、うんうん、こんな気持ちだった、あんな段階もあったと、しみじみしてしまいます。

 

統合失調症の家族を何とか入院にこぎつけ、少し落ち着いてくると⑧⑨が交互に行ったり来たり、、時に⑦以前に気持ちも現状も戻ったり、と、必ずしも段階ごとに順当に進んでいくわけではないんですよね。

 

自分の段階がボンヤリ見えてきたら、次は具体的なレベルに落とし込んでいくことで、家族(私たち)の巻き込まれレベルを把握していきます。
わたしと、もう一人のメンバーは巻き込まれレベルは「レベル2」ではないかと感じてたので、レベル2の設問に答えを書き込みをしました。

 

どうせ2人なら、お互いの内容をハッキリ見て把握しながらディスカッションしたいね!
ということで2人ならでは!お互いが書いた内容を、ホワイトボードに描いてみました。

 

メンバー1
資料への書き込みより、ホワイトボードの方がかなり増えました。
ディスカッションしながら話しながらと、どんどん増えていきました(笑)

メンバー2
こちらも、お互いで発表しあったり相談している内に、あれもこれも増えていきました。
自分だけで書いたり考えたりするより、複数で話しながら考えるって大事なんだと、これをやってみて痛感しました。

 

楽しみやプライベートをオープンに!と高森先生は仰ってますが、そうすると障害のある家族(きょうだい)から、妬みや嫉妬を受けたり、羨望も含んだ執着に繋がったりと、難しいものです。
今後の課題なのだなぁと。。
しかし、こうしてまとめてみると、案外、SSTを家族が実践することで、今、または将来的に解決していくことも多いのではと、改めて感じました。

 

※テキストに使用した書籍は当HPでも紹介していますが、アフィリエイトではないので、もし読んでみたい方はご自身で検索して購入して頂ければと思います。
※Amazon、メルカリにも格安の中古品がありますが出品されるとすぐ購入されてしまうので、なかなか手に入らないかもしれません、、安いから仕方ないのかもですね。
https://miyagi-kyoudaisimai.com/00_books/01_books

 

次回もミーティング+SST勉強会、という内容で開催いたします。
SSTとは「社会生活技能訓練」と日本語では訳されています。
精神疾患のある兄弟姉妹と、きょうだいの立場としてどのように接していったらいいか、についてを技能訓練するわけです。
7月にミーティングでは、SSTの概念をお勉強するだけでなく実際にお試しでロールプレイをして技能訓練の発端にできればと考えております。

開催者は講師を出来るほどの経験や知識はありません。
参加される皆さんと一緒に、ボンヤリとでも形作っていければと思っております。

2022年7月のミーティング詳細については、こちらをご覧ください。
7月からまた日立システムズホールに戻ります。
https://miyagi-kyoudaisimai.com/archives/536


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